誰が何と言おうと山道具は軽さが一番大事です。

私のお気に入り、プリムス 115です。重さは57g!!
ガスも少し割高ですが小さな方の110g缶です。
しかも満タンでなく使いかけを持っていきます。
画面右上角に写っているぼんべの底の文字はマジックインキで書いた残ガス計算です。
ここまで軽さにこだわると誰でも分るでしょう。
持っていかないのが一番。でもそうでないのが登山です。
水とエネルギー食品さえ持てば大抵の山は日帰りで往復できることは多くの山岳ランナーによって証明済みです。
登山は彼らとは別の世界観を持った人たちのやることなのです。
大なり小なり、それを意識しようと意識しまいと、
登山者にとってそれは非日常であり、夢と冒険の大旅行なのです。
私がプリムスと軽量テントを担いでいくのはそれが私の登山だからです。
一升瓶をもって上がる人やすき焼きの鉄鍋をもって上る人さえいます。
重い一眼レフカメラと重い交換レンズ群を持っていくなどは普通にいます。
その非合理性(そもそもわざわざ高いところに登ろうとするのですから)を
受け入れたうえで、それでも軽いことは大事だという話です。
登山であなたを苦しめるのはリュックの重さです。
街中で電車の中でリュックを背負うのとはわけが違います。
その重いリュックを垂直方向に1000メートルとか1500メートルとかまで担ぎ上げ、
下山ではまた1000メートルとか1500メートルを担ぎ下ろすのです。
その間、下手をすれば早朝から夕暮れ時までその重さを担いだままなのです。
そして大抵の山は頂上がもうすぐそこという最後の最後が一番傾斜がきついのです。
私が初めて槍ヶ岳に登った時のその方に食い込むリュックの重さは今も記憶に鮮明です。
肩に食い込むというより我慢できないような痛みでした。
登山のすべてのシーンで重いのは不利です。
激しく疲労します。
半端なく激しく披露します。
上りの一歩一歩に重くのしかかり
下りの一歩一歩に衝撃を与えます。
そしてそこは酸素も少ないのです。
スピードが落ちます。
重ければ一歩一歩が遅くなります。
立ち止まり休む時間も多くなります。
目的地への到着時間が遅くなります。
これは登山ではかなりデンジャラスなことなのです。
トラブルが増えます。
足にかかる負担が増えます。
ねんざの危険も増えます。
靴擦れや豆だってできやすくなります。
これは最悪です。
登山では途中リタイヤはありません。
何が何でも自分で歩いて帰らなければならないのです。
これはつらいです。
たかが靴擦れですが、酷ければほぼ歩けない状態になりますから。
そして自分でも見たことがないくらいパンパンに腫れます。!!
当たり前ですが軽い道具を選びます。
はっきりいって軽さを追求した道具は高価です。
軽さランキングで一番の道具を選ぶ必要はないでしょうが、
それでも軽さを重要視すべきです。
そのうち槍や穂高にも行きたくなるのですから
最初からそれ用の軽量化された物をそろえていった方が得です。
持っていくものを減らします。
経験と知識と知恵が必要な部分です。
山道具屋さんのカタログを見ていると際限なく増えて重くなります。
私はテントとガスストーブは絶対に外せません。
その分、寝る食う着る以外のものはほとんど持ちません。
ストームクルーザーはジャケットの代わりにします。
物の種類を減らします
サバイバルということで考えるとどうしても持ち物は増えてしまいます。
しかし重さは登山においては危険だということを
もう一度思い出さなければなりません。
バリエーションルートでもなければ、心配することのほとんどは起きません。
つまり用心のために持っていくもののほとんどは出番がありません。
そしてもし出番があればその事態は貴方の手に負えないでしょう。
持ち物で万が一に備えるのではなく、
万が一にも不味いことが起きないように考え抜き用心することの方が登山ではずっと大事です。
極端な例ですが、参考になるのが山を走る人たちです。
登山者が一日がかりの山を3-4時間で上り下りしてしまうのです。
そして当然ながらものすごく小さなリュックをしょっているのです。
物の量を減らします。
一番このことで重要なのは水でしょう。
水1リットルで1キロにもなります。
ルート上の山小屋の位置を把握しそれを考慮すべきです。
北岳の梯子場をハアハアやって登りきってから重さに耐えかねて
ペットボトル2本分(1リットル)を捨てた私は馬鹿の見本です。
コンロのガスなどは割高でも小さなボンベにします。
トイレットペーパーなども芯を抜き必要な長さだけ持っていきます。
この取るに足らない重さまでを意識することでリュックは軽くなるのです。
まとめ
登山では重いことは危険でさえある。
始めから軽い道具を選んでいった方が結局は得。