陽水のライブでよく演奏される「My House」は歌詞が未完成なまま世に出たと陽水自身が語っている。
揚水の歌詞に意味を考えるのは無意味だとか何とか言います。
でもこの曲は陽水としては珍しくリアルに自分のお仕事をうたっているようなのです。
だから何だっ、という話なんですけど。
My House は、家でなく自分たちのレコード会社。
「俺はキャッチコピーだ」
「俺は キャッシュサービス!!」
このたった二行で会社での自分の立場と自覚を表現しちゃっています。
you tubeの 井上陽水物語 1990 で
とんねるずとゲストの揚水のお笑いコント(今のお笑いより断然面白い)
その中で石橋がCD「ハンサムボーイ」を手に持って
「これでフォーライフが3年食えるんだから」ってやってる。
私、このCD持ってるんです。明るくきれいな揚水です。すごくいいです。
「どこもここも住処らしいわ」「数のことは目まぐるしいわ」
数というのはレコード売り上げ枚数のことでしょう。
住処・すみか・音楽ジャンルのことでしょうか。分かりません。
「これがヒットメロディー」「君はチャンスメーカー」
「誰もかれも疑わしいわ」「次の唄は生み苦しいわ」
何も考えてない、お気楽そうな揚水。実は結構頑張っています。
「風はゆれにゆれて」「庭は猫の額 My House]
流行がつかみにくいことを言っているのかレコード業界からの圧力か?
音楽業界の常識と秩序をぶち壊したフォーライフには風当たりは強いはずだ。
それに揺さぶられる自分たちの小さな会社。それがMy House
「俺の悲しみは mamamamama 」
アーティストとしての悲しみは会社の為にはがまんです。
「雪のシロアリは」「わからん」「ム!」
白の上に白、そんなことわかんねえよ
そんなことは分かりたくねーよ。
で、ムだ。
二番は揚水の言葉遊びのようで実はビジネスシーン。
韻を踏んで言葉の響きをそろえ遊びまくっています。
でも一応、そのことばを選んだ何かしらの意味があります。
「恋はマッシュポテトだ」「恋は電子キャラメル」
マッシュポテトにはすりつぶしてドロドロから
心を奪われぐちゃぐちゃみたいな意味があるようです。
そしてキャラメルに似たお菓子 Fudge にはだますとかの意味があるようだ。
「街の道に無知な人並み」「ヤギの耳に盛り上げ成果」
まち、みち、むち、そして私たち無知な大衆。
売り上げ成果を求めても馬の耳に念仏。ヤギだけど。
そして陽水は森永製菓とはっきりくっきり歌います。
で、明治製菓に悪いので後で明治がでてきたんでしょうか?
「誰がミックジャガーだ」「どこがチャイナタウンだ」
誰が、どこがと疑問形ならばしてローリングストーンズ
ということはチャイナタウンは矢沢永吉か?
そしてやや否定形というか嫌い形というかライバル
「海を越えたムラサキ電話」「古いことは明治らしいわ」
パープル、アップル携帯、音楽配信サービス 、ライバル?
明治政府がそんなに好きでないのかも
それとも歴史の授業が近代を逃げる荒れでしょうか?
「雨が降りに降れば」「屋根がしぼむだけの My House
それにしても自分たちのレコード会社は大変だ。
「俺の悲しみは・・・・・・・・」
「雪のシロアリは・・・・・・・」
「わからん。む」
一番と同じ我慢と不満というか・・・。
3番は陽水の頑張りと成功をうたっている。
「これがロックビジネス」「これがフォークセールス」
ロック調の曲もフォーク調の曲も結構売った。
「俺の唄も疑わしいわ」「やいのやいのうるさいことよ」
でも無理しているから自分らしい唄が歌えてない。
それについていろいろ言われてにぎやかだ。
「これがラストチャンスだ」「俺はヒットGinzaで」
ラストチャンスで大ヒット。銀座で祝杯
「声をかけてみすぼらしいわ」
「よーすい!!」とか声を掛けられ居心地が悪いのか。
それとも、レコードセールスで何かお願いでもしたのか?
「ナイフ、パイプ、セロハンテープ」
イフ、イプ、テープだけ?
ともかくもうめちゃくちゃ!!
「熱が上がり下がり」「窓が伸びて縮む My house 」
ここで初めて「上がり」と「伸びて」というような言葉が!!。
それでもまだ業績が上がったり下がったりの自分たちのレコード会社。
揚水の奮闘は続く!!!
一見でたらめのような歌詞が実は結構選びに選びぬかれた、しかも何かしらの意味を持つ言葉だった。
まとめ
井上陽水の My House は自分たちのレコード会社フォーライフと陽水のお仕事を歌った曲だ。